
理 念
インクルーシブ社会を実現する架け橋となる
〜 誰もが笑顔で暮らせる社会へ 〜
ビジョン
〜 幸せ創造 〜
1. 利用者の折れない心と生き抜く力を育み、笑顔を増やします
2. 職員一人ひとりを大切にし、幸せを追求します
3. 社会に貢献し続ける持続可能な法人をつくります
1.
利用者の折れない心と生き抜く力を育み、
笑顔を増やします
2.
職員一人ひとりを大切にし、
幸せを追求します
3.
社会に貢献し続ける持
続可能な法人をつくります
代表挨拶
未来への架け橋は、「学び」「成長」「生涯学習」を大切にし、知的障害のある青年たちが自分らしく学び続けられる社会をつくることを目標に歩んでいます。創設以来、この理念を中心に据え、福祉と教育が交わる新しい形を、仲間たちとともに実現してまいりました。
私はこのたび代表理事を引き継ぐことになりました。これまで副代表として、そして現場に寄り添う一員として、利用者の方々やご家族、そして支えてくださる職員の思いに触れてきました。関わるすべての人の「人生の物語」に寄り添うこと――これが私の揺るぎない軸です。
未来への架け橋の歩みは、決して平坦なものではありませんでした。しかし、一つひとつの積み重ねが確かな道となり、「知的障害のある青年が“あたりまえに学べる社会”」という大きな目標に着実に近づいていることを感じています。
当法人は、新しい成長段階に入ります。
利用者の方々がより豊かに学び、地域とつながり、働き、人生を築いていけるよう、これまで以上に丁寧に、しなやかに事業を進めてまいります。また、職員一人ひとりが誇りを持って働ける組織づくりにも全力で取り組みます。
前代表である長谷川正人が築いてきた理念と志をしっかりと受け継ぎ、私自身の想いも重ねながら、愛すべき仲間たちと共に歩み続けます。未来への架け橋が、関わるすべての人にとって「安心して未来を描ける場所」であり続けることをお約束いたします。
皆さまには、これまでの温かいご支援に心より感謝申し上げます。
そして今後とも、変わらぬご指導とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
共に、障害のある方々の幸せと尊厳が守られる社会を創ってまいりましょう。
一般社団法人 未来への架け橋
代表代表理事 長谷川美栄

知的障害者の尊厳と幸せの実現のために
社会の不平等や不公正と闘う
1. 「尊厳」と「幸せ」
「尊厳」という言葉は、単に権利を守るという意味を超えて、人としての価値や自尊心を強調しています。
わたしたちは、知的障害者が尊重され、幸福を享受できる社会を目指しています。
2. 「社会の不平等や不公正と闘う」
わたしたちは、社会の構造や制度に根ざした問題に対して、積極的に行動を起こします。
不平等や不公正に立ち向かうという強い意志を持って、問題意識を持った取り組みを行います。
「障がいのある娘に学ぶ機会と青春を」
がみらいカレッジ設立のきっかけでした
知的障害のある娘のために立ち上げた「福祉事業型カレッジ」
知的障害を持って生まれた娘の卒業後の進路について考えたことをきっかけに「福祉事業型カレッジ」の事業を思いつきました。知的障害を持つ娘は支援学校を経て18歳から福祉サービス事業所を利用しています。今では楽しい社会生活を送っている娘ですが、支援学校卒業時は「まだこの子が社会にでるには早いのではないか、留年させた方がいいのではないか」と妻と共に悩みました。

18歳という輝かしい時期をさらに輝かせるための学びの場を
健常者でも18歳という年齢はまだ社会に出て行くには未熟な年齢です。強い意志がないと職場の人間関係のトラブルやミスで心が折れてしまうこともあるでしょう。なぜ、知的障害者には18歳以降学ぶ場がないのか、知的障害があるからこそ社会に出るまでに身につけなくてはいけないことがあるのではないか。知的障害のある青年たちにもっと学ぶ機会を、そんな思いで2012年に福祉事業型カレッジを設立しました。

「学ぶことを諦める世の中から選択できる世の中へ」
2006年に国連で採択された「障害者権利条約」には知的障害者にも大学や短大、専門学校などの高等教育の権利が保障されているにも関わらず、健常者が高校を卒業して大学などに進学する人が70.7%であるのに対し、日本における知的障害者の高校卒業後の進学率はわずか0.5%です。知的障害者にも高校卒業後に「学ぶ」という選択肢があるべきだと思います。

「知的障害の若者に学ぶ機会と青春を」
18歳から適切な教育を通じた学びの機会を提供することにより多くの人たちは一億総活躍社会の一翼を担う存在になり得ます。今後も障害者法定雇用率はますます上がるに違いありません。そのときに社会の期待や要請に応えるべく、しっかりと青年期に学び成長し、会社の戦力に、そして社会貢献者として育つ機会と時間が不可欠になります。それこそがまさに、カレッジの大きな目的です。

一人でも多くの障がいを持つ若者が
幸せに生きるために私たちができることとは
福岡からスタートした福祉事業型カレッジですが、私たちの取り組みにご賛同いただいた多数のご家族方の要請で、拠点を増やし「福祉事業型カレッジ」の輪は全国に広まりつつあります。今後は既存の大学のキャンパスを活かしカレッジの授業を行なうなど、さらに門戸が開かれた教育の場が提供できるのが私たちの目標です。そして一人でも多く障害を持たれた方が幸せに暮らしていくための支援をスタッフ一丸となって取り組んでいきます。

みらいカレッジとは
「みらいカレッジ」は18歳以降の知的障害のある青年たちが、社会で活躍する力をつけるための「福祉事業型カレッジ」です。法制度上は障害者総合支援法にもとづく自立訓練(生活訓練)、就労移行支援、生活介護事業所です。
利用者一人ひとりが自分の未来を自ら描き、その実現に向けて必要な人間力とスキルを身につけるための学びの場です。多様な教育プログラムと学びの機会を提供し、社会に貢献できる人財を育成します。それが「みらいカレッジ」の取り組みです。

みらいカレッジの魅力
みらいカレッジの一番の魅力は、仲間とともに学び、青春を謳歌することです。
仲間とともにさまざまな経験を積み、青春を謳歌することで、彼らの成長につながっていくと考えています。座学だけでなく、フィールドワークなど実践的なプログラムを行うことで、知識とスキルを身につけていくことができます。
この4年間のモラトリアム期間を通じて、人間力を養い、社会に出た後も、幸せに、そして力強く生きていけるようになります。

